算数の文章題のあれこれ

基本的な算数の考え方を紹介しています。 中学受験だけでなく、公務員試験やSPI対策などにも役に立つ内容です。

年令算

年令算【基本】

【問】
父の年令は32歳で子供の年令は4歳です。
父の年令が子供の年齢の5倍になるのは
今から何年後ですか。

【解】
年令の問題を解く基本は
年の差は変わらない
ということです。

今の父と子供の年令差は
 32-4=28(歳)

5倍になったときの
父と子供の年令の比は
 5:1  

このときの年令の差は
 ⑤-①=④ ←普通の数字と比を区別するために○をつける

つまり
 ④=28 ←5倍になったときの年の差=今の年の差
なので
 ①=7 ←28÷4

①は子供の年令なので
子供が7歳の時に
5倍になるということになります。

よって
 7-4=3(年後)

年令算

年令算のポイントは
年の差は変わらないということ。

【問】
現在父親の年令は40才で、息子の年令は12才です。
父親の年令が息子の年令の3倍になるのは今から何年後ですか。

【解】

3倍になる年の息子の年令を①とすると
父親の年令は③と表せる。

2人の年の差は変わらないので
 40-12=28

よって3倍になるときの息子の年令は
 28÷(③-①)=14才    ←和差算を比で解いている

これより3倍になるのは
 14-12=2年後